突き指の症状・整骨院での施術内容について
突き指とは
突き指とは、指にボールが当たったり、指先を強く突いた時に起こる指の捻挫の総称です。 指の関節の腫れと機能障害が主な症状で重症なものは骨折や脱臼に至る場合もあり、 バスケットボールやバレーボールなどの手でボールを扱う球技をしている小中学生に多く発症します。
突き指をしてしまったら
突き指をしてしまった時にやってはならないのは「引っ張る」ことです。
引っ張ることで更に靱帯の損傷が広がる事があるだけでなく、骨折や脱臼をしていた場合、周囲の軟部組織を傷つける恐れがあります。
また手の親指の脱臼は引っ張る事で骨同士が平衡に重なり元に戻らず手術が適応となります。
指の怪我は強く腫れるのが特徴です。腫脹の強さや内出血は骨折の判断基準にはなりません。個人で判断せずに医療機関に相談しましょう。
捻挫
指の両側にある側副靭帯の損傷です。
1~2週包帯やテーピングで固定し、関節拘縮の予防で患部以外の関節運動を行ないます。
靭帯の修復が完了したら患部のリハビリを行ないます。
骨折
骨の連続性が破綻し亀裂もしくは完全に折れてしまっているもの。
2~3週間の包帯装具固定と骨癒合促進の為の物理療法を行ないます。
骨癒合が完了したのち拘縮した関節のリハビリを行ないます。
脱臼
関節から骨が逸脱し関節を包んでいる関節包や靭帯に破綻している状態。
脱臼の整復後、2~3週の包帯装具固定と疼痛緩和の為に物理療法を行ないます。
靭帯の修復が完了したら患部のリハビリを行ないます。
マレットフィンガー
指の関節が木槌のように曲がり変形するもの(マレット変形)。
マレット変形には二種類あり、指を伸ばす筋肉の腱が切れてしまい変形するもの(腱性マレット)と、筋肉の腱の付着部で骨折が生じているもの(骨性マレット)があります。
いずれも自分で指を伸ばそうとしても力が入らず指を伸ばす事が出来ません。
指を伸ばした状態でテーピングや装具で2~3週間固定し、切れてしまった腱の再生を促します。それでも再生しないものは手術の適応になります。