肩鎖関節脱臼の症状・整骨院での施術内容について
運動中に肩から転倒…
鎖骨が脱臼しているかもしれません。
肩鎖関節脱臼とは
肩鎖関節の脱臼は【コンタクトスポーツ】【乗馬】【サイクリング】【スキー】【レスリング】などで比較的よくみられます。
肩鎖関節は靭帯で取り巻かれ、1つは鎖骨と肩甲骨の肩峰との間にあって肋鎖靭帯[ろくさじんたい]と呼ばれ、もう1つはカラスのくちばしに似た肩甲骨の烏口突起と鎖骨との問にある靭帯で、烏口鎖骨靭帯にて構成されています。
転倒によって肩や肘を打ったリ、手をついたリして関節を内上方に突き上げられたときに発生します。更に、関節を取リ巻く肋鎖靭帯が断裂したとき、肩鎖関節の亜脱臼が生じます。 もし、強い靭帯である烏口鎖骨靭帯が断裂したときには完全な脱臼となり、関節円板も損傷してしまいます。
肩鎖関節脱臼の症状
脱臼の程度が強ければ、鎖骨の外側端が持ち上がって目立ちます。痛みと圧痛が鎖骨外側端にあリ、肩を動かすと痛みが走ります。
もし、肩鎖関節の脱臼を見逃すと脱臼は永久的なものとなってしまいます。
さらに、靭帯は擦り切れて断裂し数年後には痛み・脱力・不快感が持続するようになり、関節の動きに障害が出ることもありますので、 早期に来院をオススメします。
肩鎖関節脱臼の施術
圧迫して鎖骨端をもとの位置に整復(骨を元の位置に戻す)し、鎖骨と90°に曲げた肘との間に包帯を巻いて固定します。脱臼が軽度のときは早期から運動療法を行います。