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腰痛の症状・治療について

急性や慢性も日々のケアが必要です

腰痛鍼灸イメージ

ぎっくり腰、どんな状態?

腰痛鍼灸イメージ

腰部に対して急激に負荷がかかり、腰部の関節部分に炎症が起こり、筋肉に強い痛みと緊張が出ている状態です。
睡眠不足や暴飲暴食、冷えは筋の緊張や細胞を劣化させ、ぎっくり腰を発症する原因となります。

大森駅前治療院のぎっくり腰の施術では、腰の深部の筋や臀部下肢を中心に手技や鍼を用いてアプローチします。
腰の深部にある筋肉は骨盤と腰椎を支える大黒柱のような役割をし、臀部下肢の筋は上半身を支える土台となる筋肉です。

鍼治療を行なうメリット

①最小限の刺激で筋肉を緩めることができる。
鍼治療は患部への刺激を最小限に抑え、筋肉を緩めることができる数少ない方法の一つと言えます。
また、全身のツボを刺激して筋肉の緊張を取り除き痛みを軽減させていきます。
②深い筋肉にも直接鍼を届かせることができる。
急性腰痛においては、多裂筋、大腰筋と言われるような深部の筋のスパズム(筋攣縮)が原因となることが多くあります。
これらの筋は表層から直接触ることは難しいですが、鍼であれば直接緩めることができます。場合によっては鍼に電気を流し、筋肉の動きを促して筋肉を緩める方法を用いる事もあります。
③脳が「痛み感覚」を抑える!
ぎっくり腰では多くの場合、強い痛みが伴います。痛みが制限因子となって身体が動かなくなることもあります。
身体に鍼が刺さると脳から鎮痛物質(エンドルフィン)が分泌され、血流にのって全身をめぐり痛みを緩和させる効果があります。

【刺さない鍼】ソマシリーズ

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大森駅前治療院では、炎症が強く患部の処置が十分にできない場合はソマセプトというシールも使用しています。
絆創膏の上に細かいプラスチック状の微細な突起が付いており、患部表層の皮膚に貼ります。
患部表層の皮膚を刺激し、軸索反射を促し、血流を増加させ筋肉の痛みやコリの緩和・改善が期待できます。 治療で痛みが取り切れなかった時にはソマセプトでアプローチする場合もあります。

ぎっくり腰に効くツボ

➀腰腿点手の甲側で、人差し指と中指の交わる少し窪んだ所と薬指と小指が交わる少し窪んだ所の2点。特効穴と言って特定の症状に対して特別な効果があります。ぎっくり腰など急性腰痛や慢性腰痛に効果があります。

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②腎兪ウエストのラインで背骨から親指1,5本外側。更年期や年齢に伴うトラブルにも効果的です。
③志室腎兪から親指1,5本外側。腎兪と共に急性、慢性の腰痛に有効です。

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④委中ヒザ裏の横じわの中央で腰や背中の血流をよくして痛みを和らげます。
⑤承山ふくらはぎ中央で、左右の筋肉の分かれ目。腰から足にかけて関節や筋肉を緩めます。
⑥崑崙外くるぶしとアキレス腱の間の窪み。足の血流を促進します。

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ぎっくり腰のマッサージ治療

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炎症の強度によっては、痛めたばかりの急性期はマッサージをしないことが望ましいとされます。 マッサージをすると痛みが悪化することもあるからです。

周りの筋肉は一生懸命体を支えようと、いつも以上に頑張っているため緊張が強くなっています。この時期は周りの筋肉の硬さ・緊張をとる処置をします。
筋肉が硬くなると血管は収縮され、酸素や栄養分の通りが少なくなるので、マッサージで緩め、血流が巡りやすい状態にしておきましょう!
炎症が落ち着いたら痛めた部位のマッサージも取り入れ、治癒を早めていきます。

ぎっくり腰に対する処置

コルセット

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ぎっくり腰の状態は、大黒柱の背骨と身体の土台となっている骨盤が機能していない状態です。支えがない状態ですと周りの筋が硬くなり、痛みを悪化させる原因ともなります。 体を支える添え木としてコルセットやテーピングで支えを作り体の安定を作ります。

コルセットには腰椎を固定するタイプと骨盤・股関節を固定するタイプがあり、状態により使い分けます。

テーピングの5つの効果

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1.筋機能の改善
筋肉の膜の動きをサポートし、筋緊張や炎症に付属する症状の発生を防ぐ効果が期待できる。
2.血液リンパ液の循環の改善
テープの効果で皮膚と筋の間にわずかな隙間を作ることによって体液循環の改善が期待できる。
3.疼痛抑制効果
皮膚にテープを貼ることで皮膚や筋に点在する感覚受容器の働きを変調させ鎮静させる効果が期待できる。
4.関節矯正効果
筋肉の緊張による関節のズレや姿勢不良を正常な位置に矯正する効果が期待できる。
5.治療効果の延長
テープを貼っている間は上記効果が持続する。治療後の筋緊張や正しい姿勢を維持させるため手技・鍼灸と組みわせることによって治療効果を持続させることが期待できる。

アイシング

アイシングは、拡張した血管を収縮させ血液の環流を阻害して過度な炎症を抑え、痛みを緩和させる効果があります。

過度なアイシングは血行を阻害し治癒に時間をかかる事もあるため、自宅でアイシングを行なう場合は痛みの出始めから3日間を限度とし、一日10~15分を目安にしましょう。
※アイシングをして気持ちよく感じなければ炎症は落ち着いているので温めてあげましょう。

温熱療法

ホットパックや赤外線治療器を用います。過度に収縮、伸張された筋は自律神経が緊張し血管が収縮しています。血行障害によって発痛物質が患部に留まり、痛みが取れない原因ともなります。
温熱刺激は血流を促す事で、筋の緊張の緩和、自律神経の正常化、発痛物質の除去などの効果があり急性腰痛にも効果的です。

家での過ごし方

1.安静

炎症が起きている時は楽な姿勢で患部に負担をかけないようにします。
※痛みが落ち着いた際は安静ではなく徐々に動かすようにします。

2.コルセット固定

痛みが強い時はコルセットで固定し、患部が動かない状態を作るようにします。

急性期はおおよそ24時間から72時間といわれています。状態によっては痛みが1週間以上続く場合があります。
※ぎっくり腰だと思っていたら、別の疾患が隠れていることもあります。長い時間痛みに変化が見られない、痛みが増えている場合は一度整形外科を受診し確認する事も大切です。

3.腰に負担をかけない動作

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股関節、膝を曲げない状態での中腰姿勢が腰に影響を及ぼします。
荷物を持ち上げる際、体に荷物を近づけ、股関節、膝をしっかり曲げた状態で持ち上げましょう。

普段の日常生活における腰への負担も大きく影響します。 腰を安定させ、胸椎、股関節の柔軟性を獲得するために、日頃のケアもしっかり行ないましょう!

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