トリガーポイント療法の特徴・鍼灸治療について
痛みのトリガー(引き起こすきっかけ)を刺激し、症状を改善させます
トリガーポイント療法とは
ほとんどの方に存在しています。凝っている所を押されて離れた場所がズーンと響いて気持ちよかったり、身の奥や周りへ響くような感覚がする場所がトリガーポイントです。主に筋肉を包む筋膜という組織に形成されます。
トリガーポイントの影響
プロスタグランジン、ヒスタミンなどの発痛物質が放出され、痛みが出現します。また血流が阻害され、シビレやコリを感じます。 トリガーポイントが形成されている所は交感神経が興奮するため、そのエリアと関係がある内臓器に機能低下などの影響を及ぼすことがあります。
トリガーポイント療法の鍼灸施術
トリガーポイントを刺激することにより、痛み、コリ、シビレが解消されるだけでなく、自律神経のバランスが整えられ(特に副交感神経が働き)、また血流が改善することにより、内臓器の機能も向上が見込めます。
トリガーポイントの有効な疾患
- 運動器
- 肩こり、腰痛、腱鞘炎、手足のシビレ
- 神経系
- 神経痛、自律神経失調症、不眠、頭痛、めまい
- 内臓系
- 胃炎、過敏性腸症候群、便秘、下痢、食欲不振、気管支喘息、眠精疲労、肝機能低下、腎機能低下
- その他
- 生理痛、冷え性、更年期障害、不妊、月経困難、免疫力、自然治癒力の向上、老化防止